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古い家の傷みと、直し方
2026年9月2日|いえにわの家づくり
雨のたびに、しみが広がっていないか天井を見上げる。床がすこし沈む気がする。古い家に住んでいると、そんな小さな不安が積もっていきます。
先にお伝えしたいのは、これです。古い家の傷みは、見つけて直せば、こわくありません。いえにわは、築40年を超えた古い住まいを一度たてなおすつもりで再生し、いまその家を事務所とモデルハウスとして使っています。そのとき実際に見つかった傷みと、直し方の話をします。
解体して、はじめて分かったこと

この家の改修では、雨漏りが見つかり、シロアリの被害が見つかりました。いちばん大きかったのは、屋根を支える梁までシロアリが届いていたこと。ここは部分の補修ではなく、梁そのものを交換しました。
どれも、住んでいるだけでは気づけない傷みです。壁と天井をあけて、骨組みをたしかめて、はじめて全体が見えました。古い家を直すときは、この「あけて、たしかめる」を省いてはいけません。
傷みには、直す順番がある
古い家の工事で大切なのは、順番です。いえにわは、こう考えています。
まず、水を止める。雨漏りを直さないかぎり、ほかの何を直してもまた傷みます。つぎに、骨をたてなおす。腐った土台や梁を交換・補強して、構造をきかせる。耐震の補強はここです。それから、あたたかくする。断熱材を入れ、窓をかえる。仕上げの内装は、いちばん最後です。
逆にいうと、表面だけきれいにする工事は、順番を飛ばしています。見た目は新しくなっても、水と骨の問題はそのまま残ります。
耐震は、暮らしを犠牲にしなくていい

「補強すると、壁が増えて暗くなるのでは」とよく聞かれます。たしかに耐震補強は壁をかたくする工事ですが、窓をぜんぶ塞ぐ必要はありません。この家でも、窓のある壁に補強を入れて、光を残しながら強さを足しました。どこをかため、どこをあけるか。そこが設計の仕事です。
代表の横関は、既存住宅状況調査技術者の資格を持つ建築士です。柱や土台の状態を見て、どこまで使えるか、どこを直すべきかを見立てたうえで、直す範囲と予算の置きどころをご提案します。
直した家は、見学できます

この記事に書いた家は、徳島市応神町でモデルハウスとして公開しています。雨漏りとシロアリを乗りこえた古い家が、いまどんな空気をまとっているか。実物で確かめられます。
ご実家のこと、いまお住まいの古い家のこと。「直せるのか、建て替えるべきか」の段階からで大丈夫です。一度、お話を聞かせてください。