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平屋をリノベーションするという選択
2026年8月22日|いえにわの家づくり
いま住んでいる平屋が、古くなってきた。親から受け継いだ平屋を、どうにかしたい。そんなとき、まず思い浮かぶのは「建て替え」かもしれません。でも、答えはそれだけではありません。
骨格を残して、暮らしを入れ直す。平屋のリノベーションという選び方を、実際の家の写真とあわせてお話しします。
昔ながらの平屋が、見ちがえる


こちらは徳島県鳴門市の平屋リノベーションです。外観は、花ブロックとペルゴラのある姿に生まれ変わりました。
中はもっと変わっています。もともとは、ふすまで仕切られた続き間の和室でした。その間仕切りを取りはらい、天井をあけて梁をあらわしにすると、平屋とは思えない大きな空間が生まれます。


柱と梁の骨格は、そのまま使っています。新しく建てたのではなく、もともとこの家が持っていた力を、引き出し直した結果です。
平屋は、リノベーションに向いている
じつは平屋は、2階建てよりリノベーションしやすい建物です。理由は3つあります。
ひとつ。構造がシンプルだから。2階の重さを支える必要がないので、間仕切りを外して大きな空間をつくる自由度が高い。さきほどの梁あらわしの大空間も、平屋だからやりやすいことです。
ふたつ。工事がしやすいから。屋根も外壁も足場が低くすみ、構造の補強も屋根裏や床下から手が届きやすい。同じ工事でも、建物への負担が小さくすみます。
みっつ。これからの暮らしに合うから。階段のないワンフロアの暮らしを求める方は、年々増えています。いま平屋にお住まいなら、その良さはすでに手の中にあります。手放す理由はありません。
ただし、開けてみないと分からないことがある
正直なところも、お伝えしておきます。古い家は、壁や床を開けてはじめて分かる傷みがあります。雨水のしみ込み、土台の腐食、シロアリ。見た目がきれいでも、中はそうとは限りません。
だからいえにわは、工事の前の見立てを大切にしています。代表の横関は既存住宅状況調査技術者の資格を持つ建築士です。どこが傷んでいて、どこがまだ使えるのか。骨格を見きわめたうえで、直す範囲と予算の置きどころをご提案します。
そして、いえにわは家と庭を一緒に設計する事務所です。リノベーションでも、それは変わりません。窓の先に何が見えるか、庭とどうつながるか。建物の中だけで終わらない計画をたてます。
シロアリを見つけて、直して、住み継いだ家
実際にあった話です。2018年、岡山県倉敷市の平屋リノベーション。外壁の仕上げを解体してみると、あるべき下地の板がなく、シロアリの被害が見つかりました。雨水があたって、腐食がすすんでいたのです。見た目だけでは、そこまで分かりませんでした。

傷んだところを取りのぞいて補強し、断熱材を入れ、窓をつけ替える。限られた広さを活かすために、ロフトへの階段もつくりました。梅雨の前にはじまった工事は、秋の終わりに完成し、無事に引き渡しをむかえました。


傷みが見つかるのは、こわいことではありません。見つけて、直せば、家はまた長く住めます。こわいのは、気づかないまま住みつづけることのほうです。
建て替えと、どちらがいいのか
これは、家の状態を見ないと答えられません。傷みが深ければ、建て替えのほうが結果的に安くつくこともあります。逆に、骨格がしっかりしていれば、リノベーションで十分に生まれ変わります。
大切なのは、決める前に選択肢を並べることです。「もう古いから建て替えるしかない」と思い込む前に、一度その平屋を見せてください。使えるものは、活かしたほうがいい。それがいえにわの考え方です。
リノベーションの実物を、見に来てください
じつは、徳島市応神町のモデルハウスそのものが、古い住まいを再生したリノベーションです。骨格を残した家が、どこまで変わるのか。写真ではなく、実物で確かめられます。
いまお住まいの平屋のこと、ご実家のこと。図面や写真をお持ちいただければ、その場でお話しできます。ご相談だけでも、もちろん歓迎です。